Hy Speed
Construct

HySPEED工法とは

既存の地盤改良工法のようにあらかじめ決まった杭を使ったり、地盤を補強しない工事と異なり、
砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本ずつ造り上げ、砕石パイルと原地盤の支持力を複合させて、地盤の支持力を高める地盤改良工法です。

HySPEED工法とは

初地盤改良工法で環境ラベルを取得

ハイスピード工法は第三者により検証された定量的環境情報を表示する「エコリーフ」を取得。
原材料調達から廃棄までのすべてのライフサイクルを可視化し、1mあたりのCO2eq排出量を算定しました。

※ハイスピードコーポレーション(株)の施工実績に基づき工法本部の(株)forchが登録公開しています。

SuMPO EPP JAPAN

HySPEED工法を選ぶ5つのポイント

5 POINT

01

地盤全体を強くする

地盤全体を強くする

砕石パイルは改良前の原地盤そのものが持つ強さも生かした設計を行います。原地盤と複合的に面全体で建物を支えるので安定した強さがあります。

02

資産価値の保全

資産価値の保全

天然砕石しか使用しないため、土壌汚染や環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。つまり住む人の健康被害を起こしません。

03

リユースで地球に貢献

リユースで地球に貢献

将来、家の建て替えをするときも、同程度の家であれば繰り返し使えます。

04

液状化対策工法

液状化対策工法

地震時の液状化を「ドレーン効果(排水効果)」により抑制します。
※液状化対策は別途液状化対策用の設計が必要です。なお、性能証明(GBRC)は鉛直支持力についてのみの評価です。

05

安心の品質保証

安心の品質保証

建築技術性能証明取得、大手地盤保証会社の認定も受けた工法です。
※性能証明(GBRC)は鉛直支持力についてのみの評価です。

Flow

お見積りの流れ

Step 01

基礎伏図・建築図面

平面図・基礎伏図等から建物の位置を確認し、5ヶ所程のポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。
※敷地面積により5ポイントを超える場合があります。

基礎伏図・建築図面

Step 02

地盤調査(SS試験)0.5日

建物の安全性を確認するために、スクリューウエイト貫入試験方法(旧スウェーデン式サウンディング試験方法)を用いて調査します。

地盤調査(SS試験)0.5日

Step 03

設計・お見積り

地盤調査の結果から、現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
敷地履歴・土質・地耐力などのデータ及び情報により、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
施工前、当社では専門設計者による安定計算書に基づくパイル配置図をお見積りと一緒にお渡ししています。

設計・お見積り

Step 04

施工

HySPEED工法は、ケーシングタイプ・オーガタイプの2種類があり、タイプによって施工の流れが異なります。 工法ごとに流れを紹介していますのでこちらをご覧ください。

現場のICT化「タブレットアプリを用いた施工品質管理」

施工品質・精度向上のために自社開発のタブレットアプリを使用しています。
アプリでは、物件情報・現場写真などの数値管理が可能です。
現場写真の撮り忘れ・偽造防止効果、管理業務時間の短縮効果があり、働き方改革が実現できます。

現場のICT化「タブレットアプリを用いた施工品質管理」

HySPEED工法

HySPEED(350)工法【ケーシングタイプ】

HySPEED(350)工法
【ケーシングタイプ】

Casing

施工工程

貫入工程

貫入工程

土を排出せず、周辺地盤を締固めながら連続的に掘削を行います。

※条件によっては少量の土が排出される場合があります。

矢印

ケーシング引き上げ工程

 ケーシング引き上げ工程

ケーシング内に砕石を投入し、左回転を伴いながらケーシングを50㎝程度 引き上げます。
砕石が先端より排出され、空間が砕石で満たされている事を確認します。

矢印

ケーシング圧入工程

ケーシング圧入工程

2.の工程で引き上げた高さと同じ深度まで、左回転を伴いながらケーシングを圧入します。

矢印

砕石パイル完成

砕石パイル完成

2.3.の工程を繰り返しながら地表面まで砕石パイルを構築します。(打ち戻し施工)

HySPEED(350)工法は、HySPEED工法の利点を活かし、施工スピードアップ・無排土施工を目的に開発された地盤改良工法です。
SVヘッドを先端に取り付けたケーシングを用いて、無排土で地盤を削孔し、
SVヘッドから排出した砕石を打ち戻し施工によって締め固めて地盤を補強します。

砕石量センサーにて砕石量の見える化を実現

砕石量センサーにて砕石量の見える化を実現砕石量センサーにて砕石量の見える化を実現

先端から排出する砕石量をセンサーでリアルタイムに管理することで砕石量の見える化を実現しました。上図の管理装置上部に取りつけているランプの色が投入された砕石量に応じて変化します。施工時には、上図のランプや管理装置を見て砕石量を確かめながら施工を行います。 HySPEED(350)工法では、1本ごとの砕石量の管理ではなく、各層ごとに管理することが可能です。また、各層ごとのデータを出力した砕石量管理グラフより断面的に見てどれくらい砕石が入っているのか視覚的に確認することが出来ます。
右側のグラフは品質管理の上でも必要なデータとなっています。

適用範囲

HySPEED(350)工法の鉛直支持力については、建築技術性能証明(GBRC性能証明第 17-30号)を取得しており、適用範囲は下記のとおりです。

砕石パイルの寸法
直径 Φ350mm
施工深さ 最大深さ7.0m、補強体の長さ1.0m~7.0m
置換率 0.018~0.385以下
打設ピッチ 0.50~2.30m
使用材料
粒の大きさの範囲 Φ5mm~20mm
種類 ■コンクリート用砕石4020
A,B(JIS A 5005 コンクリート用砕石および砕砂)
■コンクリート用砕石2005
A,B(JIS A 5005 コンクリート用砕石および砕砂)
■単粒度砕石S30(4号)(3020) (JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石S20(5号)(2013) (JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石S13(6号)(1305) (JIS A 5001 道路用砕石)
■再生路盤材 3010  (再生路盤材をふるいわけしたもの)
■再生路盤材 2005  (再生路盤材をふるいわけしたもの)
適用構造物

下記①~③の条件を全て満足する建築物

適用構造物 ① 地上3階以下
② 建築物の高さ13m以下
③ 延べ面積1500㎡以下(平屋に限り3000㎡以下)
下記のその他構造物
長期接地圧150kN/㎡以下の構造物とする(擁壁、ボックスカルバート、橋台等)

施工の流れ

Step 01 HySPEED(350)先端ヘッド設置

砕石パイル芯位置に先端ヘッドをセットします。

HySPEED(350)先端ヘッド設置
矢印
Step 02 貫入

ケーシングを回転させ、予定の深度まで貫入します。

貫入
矢印
Step 03 天然砕石投入

砕石投入ホッパーを使用してタンク上部より天然砕石を投入します。

天然砕石投入
矢印
矢印
Step 04 パイル構築

ケーシングを貫入時と逆に回転させ、周囲の地盤に圧力を掛けながら砕石パイルを構築します。
設計補強深度到達および貫入孔底部の反力を確認した後、50cm程度引き上げながら左回転にて先端を開放し、砕石を排出します。

パイル構築
矢印
Step 05 完成

砕石パイルの完成です。
十分に締め固められた砕石パイルは、周辺の地盤へ食い込むため、ケーシングの直径よりも大きく仕上がります。

完成
矢印
Step 06 施工管理

施工後、当社では現場チームから

  • ①掘削深度および砕石投入量
  • ②各工程段階の写真
  • ③砕石パイル施工図

を一式として報告書をお渡ししています。

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HySPEED工法【オーガタイプ】

HySPEED工法
【オーガタイプ】

Auger

施工工程

掘削工程

掘削工程
矢印

砕石パイル構築工程

砕石パイル構築工程
矢印

砕石パイル完成

砕石パイル完成

まず、オーガによる掘削を行います。
砕石を投入し、ピストンバルブによる側壁圧密と底部圧密を掛けながら地上まで砕石パイルを構築していきます。
この時、砕石は約50センチ毎に強度を確認しながら表層まで繰り返し締め固め、地盤に応じた構築を行います。
砕石パイル構築時の転圧作業で水平方向にも圧密が掛かるので、軟弱な地盤の中でも摩擦抵抗の高い砕石パイルが造られ、さらに強い底部圧密で砕石パイルを支えます。※建築技術性能証明の内容は鉛直支持力についてのみ評価しています。

適用範囲

HySPEED工法の鉛直支持力については、建築技術性能証明(GBRC性能証明第 09-20号)を取得しており、適用範囲は下記のとおりです。

砕石パイルの寸法
直径 Φ300mm,Φ350mm,Φ400mm,Φ450mm,Φ550mm
施工深さ 最大深さ6.5m、補強体の長さ1.0m~6.5m
置換率 0.37以下
最大打設ピッチ 2.30m
最小打設ピッチ Φ300mm:0.65m,Φ350mm:0.70m,Φ400mm:0.75m,
Φ450mm:0.85m,Φ550mm:1.00m
使用材料
粒の大きさの範囲 Φ20mm~40mm
種類 ■コンクリート用砕石4020
A,B(JIS A 5005 コンクリート用砕石および砕砂)
■再生粗骨材RHG4020
A,B(JIS A 5021 コンクリート用再生骨材H)
■単粒度砕石S40(3号)(4030)
(JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石S30(4号)(3020)
(JIS A 5001 道路用砕石)
■単粒度砕石3号と4号を容積比1:1で混合したもの
■コンクリート用砕石2005
A,B(JIS A 5005コンクリート用砕石及び砕砂)
■単粒度砕石S20(5号)(JIS A 5001)
■単粒度砕石S13(6号)(JIS A 5001)
適用構造物

下記①~③の条件を全て満足する建築物

適用構造物 ① 地上3階以下
② 建築物の高さ13m以下
③ 延べ面積1500㎡以下(平屋に限り3000㎡以下)
下記のその他構造物
長期接地圧150kN/㎡以下の構造物とする
例)L型擁壁(H≦3.5m)、重力式擁壁(H≦3m)、ボックスカルバート、路体盛土及び築堤(H≦5m)、練積み造擁壁(H≦5m)、橋台

施工の流れ

Step 01 HySPEEDオーガ設置

あらかじめ決められたポイントにHySPEEDオーガをセットします。

HySPEEDオーガ設置
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Step 02 掘削

HySPEEDオーガを回転させ、予定の深度まで地面を掘削します。この際事前の地盤調査データと実際の土質に違いがないか確認します。

掘削
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Step 03 天然砕石投入

天然砕石を投入。

天然砕石投入
矢印
矢印
Step 04 パイル構築

HySPEEDオーガを掘削の時とは逆に回転させ、圧力をかけながら砕石パイルを構築します。50cm毎にで強度を確認しながら1本ずつ正確に施工します。

パイル構築
矢印
Step 05 完成

砕石パイルの完成です。充分に締め固められた砕石パイルは、周辺の地盤へ食い込むためHySPEEDオーガの直径よりも大きく仕上がります。

完成
矢印
Step 06 施工管理

施工後、当社では現場チームから

  • ①掘削深度および砕石投入量
  • ②各工程段階の写真
  • ③砕石パイル施工図

を一式として報告書をお渡ししています。

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