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新型コロナウイルスと地球温暖化問題


新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2021年1発目のコラムは総務部の辻田が担当します。

せっかくですので明るいニュースを…。と思いましたが、テレビを見ても、ラジオを聞いてもニュースは新型コロナウイルスばかりですので、新型コロナウイルスに関連する少し変わった方向からコラムを作成させて頂きます。

~新型コロナウイルスによる経済活動の停止と地球温暖化~
2019年12月から世界を襲った新型コロナウイルスはその感染力の強さから世界中をあっという間に感染の渦に巻き込んだことにより、 各国が経済規制、移動制限、ロックダウン、外出規制を行い、世界全体でGDPは-4.3%下落したとする一方で、2021年は+4%回復すると予測している。 (世界銀行による予測)
このような中、昨年の新型コロナウイルスによる経済ストップにより、地球温暖化の原因物質の二酸化炭素排出量が第二次世界大戦以来、最も減少したことが明らかになったという論文が掲載された。
(科学ジャーナル「Earth System Science Data」)
この研究によると2020年のCO2排出量は-7%となり、強い移動制限をしていたフランス、イギリスで最も減少したとされる。
また、感染蔓延当初の2020年2月の中国は1月と比較し、-25%減少したという分析もある(下記図参照)。
グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)によると、今回の新型コロナウイルスによる二酸化炭素量の減少は24億トンとし、2009年のリーマンショック時は5億トン、第二次世界大戦末期は10億トン弱と試算している。
上記の結果から人間による経済活動と二酸化炭素排出量、地球温暖化は強い関連性があることがわかる。

写真
新型コロナ感染発生前後を比較した中国全土の大気汚染の状況

※ 青色に近づくほど空気がきれい。
※ 情報通信研究機構が開発した指標(CII)を使いウェザーニュースが作成

上記の論文や研究結果から地球環境は人間の力で改善できるということが分かります。
新型コロナウイルスにより働き方や事業形態、経済のパラダイムシフトが起きつつあるように、地球環境と経済のパラダイムシフトを実現していく必要を感じました。
二酸化炭素排出量を削減するためには電気自動車などのクリーンエネルギーの活用はもちろんのこと、私たち一人一人の意識を改革することが必要ではないでしょうか。
現在、新型コロナウイルスにより医療従事者を始め、様々な方が大変な思いをしていると思います。
新型コロナウイルスの問題が落ち着いたら、将来の子供たちのためにも長期的な地球環境への影響を私たち一人一人が考え、経済と地球環境の両立を実現していく必要があると思います。

◇HySPEED工法は地球環境・人にやさしい地盤改良工法です


◇私たちは持続可能な開発目標(SDGs)に賛同しています




<画像引用元・参考文献>
世界銀行
Earth System Science Data
ウェザーニュース




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