粘り強さと気合いで諦めないこと
  • (株)コアスト構造設計
  • コアスト 松山聖陵高等学校 建築学科
仕事内容・やりがい
建物の構造種別は大きく分けて木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造とある中で、私は木造を担当しています。主な仕事の流れとして意匠設計が決定した建築を基に構造の要素となる柱梁の入力を専用ソフトで行い自然災害に耐えられ、かつ建物全体がバランスよく機能するよう耐力壁を入れて検討します。構造要素の仕様が決定したら意匠・設備に伝達し再調整を行っていきます。問題がなければ構造の計算書を基に構造図面の作成を行います。 初めは、構造は意匠とは違ってお客様とのやり取りは行いませんし、目には見えない部分になるため、直接お礼を言われる機会がなくやりがいを感じられませんでした。ですが、1995年の阪神淡路大震災で亡くなった方の死因の9割が建物の下敷きによる圧迫死で、古い建物や弱い建物が多く倒壊したことを知り、適切に構造計算することの重要性を認識したことで「人の命を守る仕事」だと感じるようになり、責任感が芽生えてきました。
入社の経緯
やりがい重視で職場を探していたところ進路担当の先生に、「若い社員が多く設立年数が浅いので、様々な仕事にチャレンジしやすく働く意義や責任が実感しやすいと思うよ」と言われ、入社前見学にいきました。実際に、一番雰囲気が良くて自分のペースで成長できそうなところに惹かれここしかないと思いました。また、旅行や病院の休暇も取りやすく状況に応じシフト変更や在宅勤務等、柔軟に対応してもらえるのも大きな決め手でした。
将来の展望
誰も同じ設計になることがなく正解がないからこそもっと良い設計ができたのでは…と悩んだり、意匠設計やプレカット屋とのやり取りで専門用語がわからず苦労したりと、知識不足を痛感することも多いです。そのため、建築について広く学ぶことで視野が広がると思い、仕事が終わった後と休日は勉強をするようにしています。勉強したことを設計に生かすのはもちろんですが、将来は、木造なら何でもお任せと言えるようになりたいです。

1日の流れ

8:00

出社

メールの確認

9:00

構造計算

意匠図を基に構造ソフトでモデル化

10:00

構造計算

意匠図とモデル化の整合性チェック

10:15

休憩

11:00

構造設計部会

物件の進捗状況共有

12:00

休憩

13:00

構造図面

jwwCADで各伏図の作成

14:00

構造図面

jwwCADで軸組図の作成

15:00

構造図面

意匠図と構造図面の整合性チェック

15:15

休憩

16:00

構造計算・図面

納品

17:00

終業